有機農業ってすごく大変なイメージがありましたが、裕紀子さんを見ていると農薬を使ったりする慣行農法より逆にラクそうだなというのが率直な感想でした。「いかに自然の恵みのエネルギーを利用できるか」というお話通り、水やりもしない、マルチも張らない、虫はどんどん来てほしい、草があることで土の保湿になっていたり、今までの常識がガラガラと崩れるような驚きの農業をされていました。仮に野菜が採れなくなってもそれもアリ！次はどうしようかなというだけ。それだけ自然を信じ、自然に任せられているからこそできる農業なのだろうなと感じました。
【穐本裕紀子さん】 岡山県岡山市で有機農法・無農薬で農業を 営む。愛媛で2012年にリコベジファームと して有機農法をスタート。岡山に移転して9年 になる。 農業に携わった期間は長く、慣行栽培 での期間も含めると25年の農業歴を持つ。 育苗も8年の経験を持つ農業のスペシャリスト。 南米での生ごみ堆肥を用いたNGOの野菜生産 活動に関わった経験もある。 有機栽培の第一人者・橋本力男氏に師事する。
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